抗真菌剤入りシャンプーがマラセチアに効く!マラセチアというのは菌の名前で、これらは元々皮膚に住み着いている菌のひとつだ。増殖することで頭皮のかゆみを引き起こすという厄介な菌を抗真菌剤で何とかしよう!

頭皮のかゆみが気になる男性

抗真菌薬のスプレー型を使用する対象

病原微生物はウイルス、細菌、原虫、真菌などが生存しており、構造や代謝が違うために、これら全てに効果を発揮する治療薬というものは存在しません。例えば水虫の原因となる白癬菌はカビの仲間であり、パンやビールの酵母と同じもので、空気中にも存在する真菌に属しています。その他にもカンジダやクリプトコックス、アスペルギルスといった菌種が存在し、皮膚や体内の臓器に寄生することで感染症を引き起こします。こうしたカビの感染症に効果を発揮するのが抗真菌薬で、抗真菌活性が高いものや弱いもの、あるいは抗菌スペクトルが広かったり狭い範囲のものなど様々です。医薬品なので基本的には医師の処方薬となっていますが、最近では副作用の少ない治療薬が開発されていることから、塗り薬に関しては第2類医薬品に分類されてドラッグストアなどでも販売されています。こうしたものは、水虫を対象にした治療薬で、クリームや軟膏、液剤からスプレーといったものまで様々な剤型が用意されており、飲み薬に関しては副作用のリスクから医師の処方薬に限られています。医師が処方する抗真菌薬は飲み薬以外の外用薬としてクリームや軟膏、液剤を用意していますが、スプレーだけは対象とならずに用意されていません。スプレーは使い方が簡単で、治療にかかる時間も短縮できることから便利ですが、無駄に使用することも多く、患部にまんべんなく塗布するというのが難しいことから、処方薬としては向いていないようです。こうしたタイプは、実際に皮膚に塗布するよりも、共同施設で利用される靴や衣類などに足白癬の予防を対象として使用することが多いと言われています。真菌は皮膚の角質内部に侵入することから、皮膚に塗りこんで浸透させるクリームなどの塗り薬が向いています。